患者様に負担の少ない手術治療を目指して
通常耳の手術は耳の後ろを大きく切開し、顕微鏡で観察しながら外耳道の皮膚を大きく剥がして鼓膜内側の手術操作を行います。これに対して蓑田院長が行っている手術方法(経外耳道的内視鏡下耳科手術)は、耳の穴から4mm径の内視鏡を入れ、モニター上に映し出される耳の奥の像を見ながら手術操作を行います。鼓膜の奥の手術操作に必要な皮膚切開は外耳道深部に入れる小切開のみですので従来の顕微鏡を用いた手術より、術後の耳の中の腫れも少なく、傷の回復が早いのが特徴です。2014年にこの手術法を開始以来、国内トップレベルの手術症例数を有しています。
豊富な臨床経験
前任の熊本大学病院、地域医療機能推進機構熊本総合病院にて2000件以上の中耳炎手術、人工内耳手術などの耳の手術を行ってきました。2018年の中耳炎手術(鼓室形成術)件数は全国13番目(DPCデータ)でした。
耳の手術について
診察の結果、手術治療が必要となった場合には、連携施設(地域医療機能推進機構 熊本総合病院)の耳鼻咽喉科・頭頸部外科の常勤の先生と連携し手術治療を行います。地域医療機能推進機構 熊本総合病院は蓑田院長の前任地であり、高度な耳科手術にも対応可能な最新の手術器械(ストルツ社 フルハイビジョンビデオ内視鏡システム、 カールツァイス社耳科手術顕微鏡、 ストルツ社3D外視鏡システム、メドトロニック社術中顔面神経モニタリングシステム、 メドトロニック社 Visao® カーブバーシステム、ルミナス社CO2 レーザ、 メドトロニック社 ナビゲーションシステム)などを完備しています。中耳手術から人工内耳手術まで対応可能です。
地域医療機能推進機構 熊本総合病院での手術までの流れ
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みのだ耳鼻咽喉科クリニック受診
- 手術が必要と判断
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- 地域医療機能推進機構 熊本総合病院の外来受診日の決定
受診希望日を記載したFAXを熊本総合病院に送り、20-30分ほどで返事が届きます。 - お帰りの際に熊本総合病院の外来受診予約票をお渡しします。
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外来受診予約票に記載された日時に熊本総合病院を受診
- 担当医師(中耳・内耳手術センター副センター長 草場雄基先生)の診察後、手術前検査の日時、入院日・手術日の決定いたします。
- 通常入院は火曜日、手術は水曜日午後となります。
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手術前の全身検査(熊本総合病院)
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入院・手術(熊本総合病院)
- 手術は通常全身麻酔下に行います。手術は蓑田院長が行います。
- 入院期間は通常1週間程度ですが、希望と状態により早めに退院することも可能ですのでご相談ください。
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退院後みのだ耳鼻咽喉科クリニック受診
- 必要な術後処置、経過観察を行います。